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水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

河鍋暁斎・絵に託したもの

浮世絵師・河鍋暁斎の名は全く知らなかった。日本放送で落語家春風亭昇太が伊藤若冲の評価に負けず劣らず絵師暁斎を取り上げ、その絵の魅力と彼の力量を宣伝し見なけりゃ損と声を張り上げていた。新聞による紹介でも、彼の写生力、表現内容が素晴らしく、激…

海外支援・ボランティア・生きること

私は現在72歳です。これまでいろいろありましたが、無難な人生を歩んできたように思っています。幼くして実母をなくし戦後の苦しく貧しい(今に比較して)生活を体験して成人し、縁あって最高学府の大学で「教育」という仕事に長年携わってきました。その間…

カンボジア見聞記 No.4

シェム・リアップ滞在5日目、カンボジアの人々の暮らしを見るためにトンレ・サップ湖(Tonle Sap)沿岸の集落(水辺集落・雨季には水上生活集落)に出かけました。具体的な集落名はわかりません。シエム・リアップ市内から南に車を走らせ湖近くにあるカンポン・プロック(Kampong plouk)…

葉山先生の慰労会

葉山嘉一准教授の退職記念慰労会・お祝い会が来る18日(土)午後、学部湘南キャンパス(藤沢市亀井野)において開催されます。すでにNUメールなどで卒業生はじめ在学生諸君にも連絡は行っていると思います。会のご案内は既に昨年から伝えられているものと思…

日本造園学会全国大会の案内 No.2

先日発行されたランドスケープ研究(日本造園学会誌)Vol.80,No.4に、平成29年度造園学会全国大会の案内がでました。日本大学生物資源科学部湘南キャンパスを会場とし5月19(金)~21日(日)に開催される内容の詳細が載せられています。学生アイディアコンペか…

カンボジア見聞記 No.3

滞在4日目2月15日、アンコール遺跡の中で面積的に最も広大なアンコール・トム遺跡、バイヨンを見学しました。アンコール遺跡群はカンボジアで9世紀初頭から600年以上続いたアンコール王朝(クメール王朝)時代に建造された数多くの遺跡群のことです。アンk-ル・トムは12世紀の後半から13世紀、ジ…

カンボジア見聞記・No.2

最初のアンコール遺跡見学は大変盛りだくさんになりました。No.1で書きました通り日曜日に当たった見学初日、内外の観光客や市民のレクリエーションもあって朝からアンコール・ワットは大混雑でした。観光客は事前に入場許可証を入手しなければなりません。案内役の人から…

カンボジア・見聞記 No.1

日本では節分や立春が過ぎても寒くなる2月、かねてより計画中であった東南アジアの発展途上国で世界文化遺産に指定された「アンコールワット」で知られたカンボジア、シェムリアップ市を訪れました。カンボジアへは、最近全日空が直行便(成田~プノンペン)を…

伝統行事・だるま市

達磨大師については以前、禅の展覧会の記事で触れましたが、一般に手も足もない「ダルマ」の置物でよく知られ、庶民の信仰対象として現在まで長く根付いているお祭り、市が「だるま市」です。3月3-4日の深大寺だるま市も日本三大だるま市の一つとして有名と…

桜が満開

桜の品種は大変多く、正しく種を同定することが難しい場合も少なくありません。先々週(20日)から湘南六会の大学のキャンパスにある桜が満開です。 真っ青な寒空を背景に薄桃色の桜が満開なのは、少し奇異な風景です。幹周りが70ー80cm、樹高10m位ある大木…

今大切なこと

今日は暦の上で大寒、物皆寒さに耐えて春の到来を静かに待っています。 でも微かにどこかで春の息吹が感じられます。 この写真は何だか分かりますか?何か切り取られた大木のようです。高さが1.5~1.8mの所でバッサリ切られています。樹名板が見えます。「ソ…

Stadt + Grün No.2

S +Gの2016年1-2月号から; 1月号の巻頭記事に,No.1で示した州の庭園博開催決定についての市民投票の結果がある。Bad Iburger(ニーダーザクセン州)で2018年に庭園博を開催することに対する市民投票の結果、賛成61%反対39%で開催に決定。2015年3月には一度、開催…

閑話休題

厳冬期、まさに日本全土を大寒波が覆っていて九州から北海道まで雪模様を報じています。日本海側の地方では、それ以前から続く大雪で所によっては一晩で1.5mも積もったとあります。中国地方の瀬戸内側、広島市でも10-20cmの積雪と伝えています。それに比べて…

ドイツ専門誌「都市と緑」;Stadt + Grün No.1

ドイツの造園関連専門誌として、全国版の造園会員誌「Garten und Landschaft」(G+Lと略記)と主に行政部局の担当者団体誌「Stadt und Grün」(S+Gと略記)2つがある。今回はS+Gの2015,2016について少し内容に触れて紹介する。 S+G誌はドイツの各自治体…

初詣・干支絵馬

2017年 初春、明けましておめでとうございます。今年も毎年恒例の、初春早朝初詣に行ってきました。 物の本によると「初詣」は元々「年籠り」といわれ大晦日の夜から元旦の朝にかけて氏神様に籠る習慣があり、除夜詣と元旦詣が合わさって初詣になったとあり…

2016年さようなら、ありがとう

2016年大晦日、間もなく紅白歌合戦が始まる時間、残り少なくなってきました。今年もいろいろありました。退職して2年、まだ時間の計画的過ごし方が十分ではないのですが、年の最後に恒例の10大ニュースを月日の流れに沿って始めてみます。 1月:正月は毎年、初…

懐かしい集い

懐かしい集いに同窓会があります。中々集まる機会が少ない折、何かを通じて仲間が集まり、お互いの情報を交換したり近況を報告しながら旧交を深めます。 2008年卒業生は大変仲が良く、事あるごとに集っていて、遂に自分達の卒業前後の卒業生にも声をかけて集…

金時山、クマモンはいたか

金時山は箱根外輪山の最高峰で北の雄、仙石原からの登山コースは短いながらも急峻な坂道が続く2時間コースとして知られています。富士・箱根・伊豆国立公園、最初は富士箱根国立公園として昭和11年2月に指定され、その後伊豆地域を昭和30年に、伊豆諸島地域…

禅 心をかたちに 2

展覧会のポスター 白隠禅師の描いた達磨大師

禅・心をかたちに展 を見て  

晩秋の曇り空、時折吹く風は肌寒く、思わず首を窄め銀杏の落ち葉で真黄色に染まった径を博物館平成館目指して歩きました。白隠慧鶴描く「達磨像」の巨大なポスター*1が目立って会場への道を示していました。 展覧会は国立博物館平成館2階、臨済宗・黄檗宗…

写生と自然(動植物)、芸術と空間 3

甲賀町(コウカチョウ)にある櫟野寺(ラクヤジ)は792年、比叡山延暦寺を建立した最澄が創建した寺と伝えられており、この秋、「平安の秘仏・櫟野寺の大観音とみほとけたち」として公開されている。この展覧会を東京国立博物館、櫟野寺と共に主催している読売新聞の1…

写生と自然(動植物)、芸術と空間 2

円山応挙展が行われた美術館は、東京・表参道にある根津美術館である。この美術館を設計したのは、今年話題になった2020年東京オリンピック新国立競技場の設計をも担当する隈研吾・東京大学教授である。初めて隈の作品を見たのは、栃木県那珂川町馬頭にある…

写生と自然(動植物)、芸術と空間 1

先月、根津美術館で行われていた「写生を超えて」円山応挙展に足を延ばした。円山応挙の名もあったが「応挙の写生」のキャッチコピーに引き付けられた。絵画、中でも日本画は昔から大変興味を持って見てきた。東大時代に知り合った家族は邦楽や日本画を東京芸大で…

ドイツの造園専門誌から;2016

ドイツ造園家協会(BDLA;Bund Deutscher Landschaftarchitektur)の機関誌*1は、(Garten und Landschaft)でドイツの造園界における各種の情報を月刊誌として公表しているものである。2016年のこれまで(9月)に発行された同誌の概要を簡単に示し、現状を報…

生きてきた26,662日

昭和19年11月生まれは戦中派なのか、戦後派なのか。同年の10月25日は叔父(父の兄)が激戦のレイテ湾で戦艦扶桑に乗っており、魚雷、砲弾を浴びて扶桑は撃沈、全員戦死と報告されている。その1か月後、私が生まれた。この年、1944年は閏年。今年平成28年も閏…

渋柿、皮むき、吊るし柿

毎年恒例の渋柿を軒下に吊るして吊るし柿を作る季節が来ました。この吊るし柿を作るようになってからもう何年になるでしょうか。自分の誕生月の恒例行事になってきています。私の郷里は岐阜県、富有柿で有名ですし、大垣には柿羊羹なる名物もあって柿畑も随…

丹沢に紅葉を求めて

久しぶりに秋晴れの土曜日、陽差しの下では少し汗ばむくらいの週末。朝のラジオからは紅葉を求めて近県の名所に出かける車の渋滞情報が流れていた。秋の空に3日と続く晴れ間無しとよく言われ、日曜日までは快晴が続くことが予想された。ここは紅葉を求めて丹…

湘南校舎で学会開催

日本造園学会の最新号(Vol.80 No.3)で来年度の日本造園学会全国大会開催案内が記事として発表されました。平成29年度全国大会が日本大学湘南キャンパスにおいて開催されるという案内です。期日は平成29年5月19(金)~21日(日)予定となっております。19…

秋の情景

増しに寒さが増しますが。さざんか(山茶花)で感じること、考えること。童謡の「たき火」。「さざんか さざんか咲いた道、たき火だたき火だ落ち葉焚き」、という歌があります。神無月にもなって秋が深まってきて、垣根のサザンカが咲き誇ってくると、遂、口…

巡礼 秩父観音34か所札所巡り  3

春の巡礼で達成できなかった秩父山間地の札所、34か所のうち6ケ寺を10月の日曜日に1泊2日で実行に移しました。6ケ寺はいずれも山裾や山間地にあり、幾筋にも別れた秩父山地のそれぞれの谷筋、奥まったところに位置しているため,巡るときは尾根を越え谷を渡り…

六会・湘南校舎の今

状況報告 「六会」それは昔の日大農獣医生にとっては、懐かしい農場実習の場所、東京・三軒茶屋から校舎が移った後は、授業校舎でしょうね。六会に移転してからのキャンパス内の環境は年々大きく変化していきました(詳細は私の退職記念誌に)。学科名も植物…

ライン下流域でのヨシ・アシ帯におけるヌートリアの影響

先に書きましたNRW州の機関誌掲載記事で後日報告と案内しました「水辺の動物ヌートリアに関する植生研究・影響調査報告」です。 調査対象地は、FFH指定地域(Flora-Fauna-Habitat保護地区)であり自然保護地域にしてされているBienener Altrhein, Millinger …

巡礼、秩父観音34ヶ所札所巡り 2

春の秩父の札所巡り第2日目。秩父の札所は秩父の地形に合わせたように分布しています。1-10番までは記事の1で書いた通り秩父盆地の市街地(群馬・長野と接する秩父山系三国山、三峰山に発する荒川は山を深く削り秩父市街地で北に方向を変え流れる)の東地…

巡礼、秩父観音34か所札所巡り 1

地方、地域の歴史と文化を訪ねて歩くことは、素敵なことです。自由に気の向くままに、時間と空間を自ら楽しむことが出来ます。巡礼という行為は、すでに室町時代からあったとされ、江戸時代、多くの庶民に受け入れられて全国各地に巡礼道が整備されたとあり…

秩父観音巡礼

秩父長瀞・岩畳 この奇岩、巨岩の渓谷景観に圧倒され感激しました。

開局に当たって

このブログを読まれる方、多くは日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)を卒業された方々が中心なのでしょうか。私がこのブログを始めるきっかけは、大学を去る時に多くの卒業生から、「大学に行っても、先生いないし、今後、交流の機会が少なくなりますね…

お知らせ 湘桜みどり会

今晩は。研究室がよく利用する富士自然教育センター(通称:FNEC)の黒田さんから、きょう午後メール連絡が入りました。来月の最初の週末11/5-6にFNECでみどり会(研究室の同窓会組織:湘桜みどり会)の企画行事が開催されるとのこと、現役学生の就活、卒業生…

お知らせ まもなく学部祭

大学の年中行事の一大イベントは、なんといっても学部祭でしょうか。在学生も卒業生も楽しみにしているお祭りです。前後に準備や後片付けが用意されていて全体で5日間にもわたるお祭りです。先生方はいつも、なんでそんなに5日間もいるの、とお嘆きですが現…

野鳥保護に関する報告など

NRW州の鳥類保護に関する報告(機関誌;NRWの自然 No.2. 2016より) 先にご紹介したNRW州の機関誌のNo.2号には鳥類保護に関する報告が4件掲載されています。一つは、野鳥保護のため、宅地居住者にこれまでの伝統的家屋構造や屋敷周りに古くからある構造や営…

NRWの軍演習場跡地 その2

先に書いた記事は、機関誌のNo.3号(2016)特集記事ですが、ドイツにおける軍の演習場の自然資源については、すでにかなり以前から動植物の重要な生息空間として、また歴史的な文化景観(Kulturlandschaft=culture landscape)としてその取扱いについて自然保護…

NRWの軍演習場跡地 その1

NRW州の機関誌記事つづき この演習林の名称はHaltern、西側地区はLavensum地区はBorkenberge,両地区とも動植物保護地区(FFH;Fauna-Flora-Habitat- Gebiet;180ha)並びに欧州野鳥保護地区(EU-Vogelschutzgebiet)に指定され、両地区の半分くらいは自然保護…

道東旅行記 あの一枚 その2

道東旅行記 あの一枚(2) 阿寒湖畔で一枚

道東旅行記 あの一枚

道東旅行記 あの一枚(1) 硫黄山でのポーズ。

道東の旅 PART5

ホテル知床は今年5月の連休を挟んで2週間ほど根室に滞在した折に、1泊2日で訪れたホテルです。今回は根室を訪問する前に、5月に行けなかった所を中心に巡り、旅を楽しみました。このホテルを選んだ理由は朝夕のバイキングにありました。このホテルのイク…

専門誌「Natur in NRW」の紹介

専門誌「Natur in NRW」の紹介 この雑誌はNRW(ノルトラインーウエストファーレン)州の機関(Landesamt für Natur, Umwelt und Verbraucherschutz NW)の季刊誌です。「自然・環境保護・消費者保護庁」と訳すのが適当でしょうか。最新号の主要テーマは、戦後永くイギリス軍の演習…

道東の旅 PART4

北海道の旅行記 第4 硫黄山を出て車は網走を目指して走り、藻琴峠を目指しました。その途中の藻琴峠には休憩所、展望台があり、そこからの見晴らしは素晴らしく、屈斜路湖や阿寒の山並みが見られました。午後の日差しが西に傾き、屈斜路湖の湖面に輝き、周り…

道東の旅 PART3

4日目 9/11 待ちに待った晴れた日。心ウキウキ、ハンドル握る心も軽く(どこかで聞いた歌の文句みたい)車は一路、計画で見れなかった摩周湖を目指して。阿寒湖から弟子屈へ向かう山岳道路沿いの2つの展望地点をチェック。双湖台、双岳台。残念ながらいずこ…

道東の旅 PART2

北海道道東の旅 2日目: 9/9前日の台風の余波、低気圧の影響で朝から雨、当初計画していたプログラムを急遽変更。当初は養老牛から裏摩周湖展望台、神の子池、表摩周第一、第二展望台を経て弟子屈に向かい、阿寒湖を目指す予定でしたが、あいにくの雨天の…

道東の旅 PART1

9月の8日から道東地方を2週間にわたり旅をして来ました。中標津空港に降り立ちレンタカーを借りて各地を見て回る旅です、 最初は中標津の開陽台で雄大な景観を満喫、夕方、養老牛の湯殿だいいちに。 今回の旅は最初から不安で一杯でした。何より台風13号が東…

文献リスト(2012年~2014年)

[360] 勝野武彦,2012,自然再生の本質と課題,「GREEN AGE」(日本緑化センター),39巻4号,2-3 [361] 小木曽裕・島一喜・岩田樹・大森繁・嶋村仁・石井ちはる・勝野武彦・濱野周泰,2012,レーベンスガルデン山崎(建替・環境共生住宅)屋外計画設計,造園作品選…