水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

状況報告

花は誰のもの、街の花は誰がどうするの?

いよいよ風薫る五月、ゴールデンウイークが始まります。今年は季節の移り変わりが地球温暖化との関係か、10日か2週間早く変わって来るようで、春を告げる桜前線も日本を縦断するのが早かったようで、全国各地で見ごろが早い展開に驚いていました。 全体がこ…

懐かしい顔、声  今・昔 (その3)

研究室50周年記念祝賀会が4月22日(土)午後、新横浜プリンスホテルで開催されました。懐かしく楽しい祝宴で、和やかに愉快に時のたつのを忘れて旧交を温めました。 造園や環境に関する仕事に携わっている人達は、思いもかけない関係や近しい専門分野に驚いたり喜…

懐かしい顔、声、 今・昔 (その2)  

祝賀会から一夜が過ぎました。当日頂いた(交換した)名刺を整理しています。 楽しい会話や卒業以来の対面を思い出しながら、一人一人の顔に時の移り変わりを感じています。人それぞれに卒業以来、来し方の楽しい思い出や人に言えない苦しみや辛さなどが錯綜…

懐かしい顔、声 今・昔 (その1)

祝賀会の会場案内(新横浜プリンスホテル) 今、研究室創設50周年記念祝賀会から帰宅しました。 大変嬉しく、懐かしく、楽しい午後のひと時でした。懐かしさのあまり、積もる話や昔の思い出話、今現在の姿等々。時間はあっという間、本当にあっという間に。話は尽…

愛機との別れ

私は間もなく、誕生日を迎えますが、今年で78歳になります。終活を考えさせられる歳でもあります。家庭でも、もしもの時のためにきちんとした終活のための記録を留めておくようには言われますが、まだまだ、の考えが強く十分な対応をしていません。 持ち物…

金木犀の剪定

ドイツの文献の紹介記事を始めてから、もう大分時間が経ってしまいました。以前は入手して直ぐに概略を訳してブログに載せ、ドイツのノルトランウエストワーレン州での「自然保護と緑地保全」の動きを紹介してきました。 最近では根気が無くなってきたのか、概略紹介記事…

落ちたところが悪かった その2

この記事(その1)を最初に書いたのは、ほぼ1年前の令和3年(2021)9月15日、コロナ騒ぎが2年目に入って猛威を振るう中、幸い東京オリンピックも無事に終了した後でした。 今、またぞろコロナ騒ぎが再発、ウイルス自体が激しく変化・対応して今はBM5ー75とやらがやた…

「勝ち歩き」のルーツはここに! 血は争えません。

コロナ感染症の世界的大流行の時代、2022年に入って突然、世界が侵略戦争の嵐の渦の中に落ち込んでいます。核の時代、いざこざはあるとしても他国への侵略戦は考えがおよびません。ロシアとウクライナの戦争は、その解決策が見つからないまま1か月以上が経…

干支絵馬の整理 2

長年に亙って集めました絵馬には、その大きさ、図柄、形などいろいろありますが、以下にその区分に合わせて説明していきましょう。 絵馬の大きさ 我が家にある絵馬の内、最も大きな絵馬は近江国・多賀大社の絵馬で、30cm×16cm, 厚さ2cmです。普通、一般的な…

干支絵馬の整理 1

干支絵馬をはじめ色々な社寺での絵馬集め、何時頃から始めたのでしょうか? 事の始まりは、ご多分によらず祈願を絵馬に託しお願いすることによります。結婚してから子宝に恵まれますようにとか、子供が生まれれば、その子が順調に元気に成長しますようにとか…

世界競技会、スポーツ交流、コロナ

オリンピック、選ばれたスポーツの4年に1回の世界大会、すべての競技(オリンピックに相応しい選ばれた競技=IOCが種目決定)の選手、スポーツ関係者、大会関係者、それと内外のマスコミ関係者など、オリンピック大会期間中に日本を訪れる人はどの位いるのでしょうか。少なく…

造園学研究室50周年記念誌 発行!

日本大学生物資源科学部生命農学科 緑地環境科学研究室(当初;造園学研究室)が創設50年を迎えたのは昨年、本来東京オリンピックが開催される予定だった2020年(令和2年)でした。1970年に創設された研究室は、それぞれの時代の流れの中で偉大な先生方の薫…

今年も吊るし柿

2020年は、新型肺炎コロナウイルスによって引き起こされた病気の大流行、世界を巻き込んで歴史に名を遺す年になりました。100年前(1918-1919)のスペイン風邪世界大流行もコロナ禍同様、膨大な感染者数、死者数で衝撃的なニュースとなり、その名を今も残し…

ご意見ご感想、はたして?

大学を離れて早6年、退職後の自由な時間を謳歌できる日常になりましたが、今年は100年ごとに起こってきていると言われる、世界的な感染症(新型肺炎コロナウイルス)に見舞われ、世界が震え上がり見えざる敵に恐れ慄いています。哀れ地球号、この先どこへ、どのよう…

寂しい卒業式 '20

2カ月近くブログを書いていませんが、この間に世界を巻き込んで新型肺炎コロナウイルスのニュースは全国を走り廻り、マスコミもその事しか伝えていません。昔から言われてきたことですが東京への一極集中は、事ここに至って弊害の極致に届きそうです。 「日本らしさ…

卒論発表会2020

2月10日(建国記念日イブ)日本大学生物資源科学部湘南キャンパス1号館において毎年恒例の論文発表会「令和元年度卒業論文・大学院研究論文発表会」が開催されました。今年は、これまでにもお伝えしましたように、研究室が創設されてから50年の年で、しか…

晩秋の一コマ

今年は新年号「令和」の年、早いものでもう師走になってしまいました。季節の移り変わりが例年になく2-3週間遅れたようです。これも異常気象、地球温暖化の一端ではないかと憶測がされていますが。新聞では今年の10大ニュース選びも取り上げられ、「新語・流行語…

今年も吊るしました

月日の経つのは本当に早いもので、あれから早一年がたってしまいました。昨年は11月5日でした。故郷・岐阜から送ってもらった渋柿98個。まるで皮剥きで忙しくなることが分っていたように、嫁した娘は闘病の末、帰らぬ人となってしまい、その次の日に送られて…

朝のルーティン

おはようございます、の掛け声を我が身に掛けて2階から階下に降りていく毎朝。年金生活に入ってからこの方、毎朝の恒例?定例の行動を書いておきたいと思います。 まず、顔を洗う前に雨戸を開けますが、室内から無理なところは外から戸袋にしまい込みます。…

映画「風をつかまえた少年」

またまた、面白い実話に基づく映画を見ました。その題名は「風をつかまえた少年」です。 世界23カ国で翻訳され感動を呼んだ実話(原作:ウイリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミュラー;the Boy who harnessed the wind;風をつかまえた少年:文芸春秋刊)は日本でも出版され(2…

ひねもすPCブログ人生

何とも手の打ちようがない暑さですが、ご覧頂だいています皆さん、お変わり無くお元気でお過ごしのことと存じます。 実は、ブログに記事を書こうにも、アクセスできない状況に陥ってしまい、今日まで小一カ月、ブログ音信不通状態でした。ブログのタスクバー…

我が家の黄色いポスト

我が家のポストは2代目か3代目か。とにかく自分で今の地に我が家を立てたのは1976年頃だと思います。100㎥足らずの狭い土地に目いっぱいの家を建てました。建蔽率は60%、庭と言えば家の周りに少し取り巻く空地程度です。この家の初期の姿はこのブログの「我…

紫陽花 この花から

あれから12年、また紫陽花の花の美しい月になりましたね。 今年もこの花の美しい季節が来ました。 空は曇り空ですが花は生き生きとして 白や青、紫にピンク色。 盛り上がった花もあれば 外側にだけ花をつけたもの。 美しい6月、ジューンブライドでした。 あなた…

FNEC 今と今後

日本大学生物資源科学部の付属施設の一つに、富士自然教育センター(FNEC)があります。これまで、植物資源科学科、生命農学科両学科の在校生、卒業生の皆さんのうち、造園学、緑地環境科学両研究室、造園緑地科学研究室で実習を行った学生諸君にとってFNECは…

都市近郊の緑地 2

平成最後の週、天候が安定しないのは残り少なくなった平成を惜しむかのようです。4月25日に横浜市新治の森へ、そして29日には町田市薬師池公園へ出かけてみました。 新治市民の森は、以前のブログに書きました寺家ふるさと村同様、横浜市で東京都町田市との市…

都市近郊の緑地 1

都市近郊の二次林、雑木林、故郷の林、いろいろ例えられる林。40-50代の考え方が少し変わってきています。時にには、静かに自然の中で本を読んだり家族と共に時間を感じ取ったり自由な時間を過ごしたいと、そんなことのできる場所を求めてきています。まして…

春の野を歩く 都市内のふるさと景

ソメイヨシノの満開宣言が出た平成31年3月27日、くしくも先に行われた大阪春場所で10勝をあげた関脇・貴景勝の大関昇進が決まりました。「貴景勝」には、とりわけ大きな印象があります。最愛の娘を亡くした昨年の11月、大相撲九州場所が行われており「貴景勝…

ヴィクトリア女王 今昔

まもなく平成が終わろうとしています。元号の変更は、これまで明治以降は天皇陛下の崩御に伴って進められてきましたが、平成天皇はご高齢になられ、グローバル化社会と関連してご公務の遂行が大変になったこととも関係しているように思います。 象徴天皇として…

染付の魅力

友人から染付の展覧会鑑賞券を頂きました。もともと陶磁器に少なからず興味があり、中でも日常生活でよく使われてきた有田焼などには、昔の郷里岐阜での生活とも相まって、何かと気になる焼き物です。好き物が高じて、以前、研究室の卒業生が九州福岡周辺に…

五島美術館における展覧会と茶道

今回鑑賞した展覧会・特別展は「東西数寄者の審美眼」と銘打たれ、日本の東西の鉄道王と言われる五島慶太と小林一三が蒐集した(絵画から茶道具まで)100点に及ぶ品を展示していました。言わずと知れた五島慶太は東急電鉄、小林一三は阪急電鉄や宝塚の生みの…