水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

野鳥保護に関する報告など

NRW州の鳥類保護に関する報告(機関誌;NRWの自然  No.2. 2016より)

先にご紹介したNRW州の機関誌のNo.2号には鳥類保護に関する報告が4件掲載されています。一つは、野鳥保護のため、宅地居住者にこれまでの伝統的家屋構造や屋敷周りに古くからある構造や営巣場所への配慮を進めようと提案したものです。二つ目は、野鳥保護に関する機関(州の生物生態センターと州の野鳥観察所)が共同でほかの団体取り込んでいろいろな活動を州全域ないしは広域的に進めようと呼びかけているもの、三つ目は、最近の近代的でモダンな建築物ではガラスが非常に多く用いられてきており、それと同時にガラス面に衝突する野鳥の飛翔事故や死亡が増えてきて、その対策が急がれること、4つ目はその飛翔事故がNRW州ではどんな状況なのかを伝えています。

個人でできる対策、諸団体が共同して対応する内容、州の調査研究機関は現状がどうなっているかの報告、どのような活動が今後重要か、について明らかにしています。