水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

ヒヤシンスの栽培・その後

 ヒヤシンスの水耕栽培は小学校の理科の課題で育てた方も多いでしょうね。年末から新年、冬の期間、部屋の中や屋外に花が少なくなる頃、部屋の暖かさで育って2~3月に薫り高い綺麗な花をつけます。店先では花が少し見え始めた頃に店頭に並びます。3球位植え付けられたのが一般的です。早春の一日、スケッチしてみました(添付写真)。

 家の中で咲いた後、見ごろを過ぎた球根はどうされるのでしょうかね?

 私の家では、十分花を観賞した後、庭(露地)に下して次の年に期待します。今年も部屋の中で十分楽しませてくれた鉢植えヒヤシンスを庭に下しました(3月9日)。

 露地では2月下旬から少し頭を出し、3月に入って暖かさに誘われ葉が伸び、中心から丈の低い花房が上がってきました。丈の低い(寸詰まり)ヒヤシンスですが中旬、日増しの暖かさに合わせて花が咲き始めました(写真参照)。

 開花後の球根は夏までに子球を作った後、腐ってしまいますが出来た新球は半年かけて大きく太って次の春に花をつけてくれるようです。春から秋にかけての肥培管理(花柄摘みや水、光と栄養)が大切ですね。複数年の鉢栽培は葉は育ちますが花は付けず駄目なようで、地植えにしています。

 水耕栽培や鉢栽培で楽しんだ後は、一度試してみてください (インターネットに多くの栽培方法が掲載されていますよ)。

 ヒヤシンス(風信子、飛信子)は地中海東部・イランやトルクメニスタンの原産、日本にはオランダで改良されて(多くがダッチヒヤシンスといわれている)、交易により1863年に渡来したと書かれています。

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