水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

新春雑感 

 令和4年の新玉の年、静かに開けました。新年明けましておめでとうございます。

まずは型通り、本年も何卒よろしくご指導ご鞭撻お願い申し上げます。

昨年の私の周りのニュースからご報告し、今年の新年正月から七日正月までの雑感を記したいと思います。

 

 2021年、コロナの波が治まらない中、オリンピックとパラリンピックが粛々と行われましたが、それに先立って春先2月末、私の身に異変が起こりました。

 2月27日早朝、ベッドの中で気分が悪くなり吐き気を催して起き出し少し嘔吐しました。前夜に食べたものが悪かったとかと思い、娘の状況を知りたく連絡し問い合わせましたが「何ともない」とのこと、体調が心配になり午前中にかかりつけ医のところへ。

先生に状況を説明する前に失神し救急車で近くの総合病院へ搬送され1日入院、様子を見ましたが、その間にも何度も心停止で対応処置をされました(すでに以前、同様の状況で大動脈にステントを入れています)。その病院ではペースメーカー装着の手術が出来ず、以前心臓を診てくれた総合病院に入院、直ちにペースメーカーを埋め込みました。

 それ以後、異常はなく全く元の状態に戻り元気に過ごしております。そんなこんなで2021年が過ぎ、コロナの波(いろいろな変種株 ;デルタ、オミクロン, が移り変わって)で外出もままならず健康でも、引きこもって家の周りの緑を熟知する羽目になりました。

 

 2022年は静かに開けました。年越しで快晴、比較的温暖な年越しでした。2年振りの初詣、朝まだ明けぬ5時、西の空にまだ星が輝く薄暗い中、駅へ。始発電車に乗り都心赤坂にある日枝神社へ向かいました。朝が明けはじめ、元旦の朝日が高層ビルの上部に当たって薄赤くなっていました。境内は年越しの初詣参拝者の波が一段落、人並みも少なく落ち着いて静かな境内でした。

 参拝した後、例年ですと、いろいろな絵馬(大きさも絵柄も)が100種類(全て違う干支のモチーフで程展示され、初詣客はその中から番号で好きな絵馬を選び買い求めることができました(少なくとも2020年までは。昨年はコロナで参拝できず)が、今年は何と10種ほどしか無かったのです。アルバイトの巫女さんに尋ねてもこれだけです、の答。毎年大きさが違う干支絵馬を5種類ほど買い求めていましたのでガッカリ。 どうしてそうなってしまったのでしょうか。コロナ禍で初詣の来訪者の減少や絵馬を買い求める人が少ないと想定してのことでしょうか。正月早々酷く落胆し、期待が萎んでスゴスゴと帰りの途に着きました。

 

(日枝神社の関係者に聞いてみたところ、例の通りコロナの3密を避けるために2020年から絵馬額(100種ほどの絵馬を掲示)を止めたとのこと。どの絵馬が良いか人が額の前に集合するため密集することを避けた、との返事が返ってきました。)

干支絵馬の収集家としては、七日正月を過ぎても未練が残っています。(添付写真参照)

 

 元旦から正月三が日までは、コロナ蔓延も何のその、テレビの前に齧りついて駅伝競走を半日見続けている人は多いでしょうね。今年の正月も天候に恵まれ快晴。

元旦は、実業団対抗駅伝。優勝旗を無くして物議を醸しだしましたが競争自体は白熱、各区間の走者が会社(チーム)のために必死に走り、抜きつ抜かれつ。かって正月3ケ日に行われた大学対抗箱根駅伝で名をはせた若者達が社会人となり、場所(群馬県高崎市)とチームを替えて走りました(昨日の敵は今日の友)。

 2~3日は朝8時から日本橋~元箱根間の大学対抗箱根駅伝競走。主催者の呼び掛けもあまり気にせず大勢の人が沿道を埋め、走者へ声援を送っていました。鍛え上げられた18-22歳の若者のエネルギーが、打ち沈む社会の淀みを蹴散らすかのように迸り、見る人の心を捉えて離しません。あっという間の6時間劇場でした。新記録の独走で優勝は決まりましたが、区間ごとでは抜きつ抜かれつや時間との勝負(区間記録)に興味が沸いて、静かな正月に胸の熱さが高まりました。

 往路・復路を走ることのできた選手は各校10名。残念ながら、区間走者に選ばれず、支援、応援に回った学生諸君の数は、その何倍もいます。年末に行われる全国高校駅伝大会で脚光を浴びたり、素晴らしい記録を出した選手も少なくないでしょう。その流れが箱根路にあり、群馬県の道に繋がって来ています。

 選手は大会が終わって直ぐに次の大会、次の機会を目指しスタートしています。コロナ・ウイルス(デルタ、オミクロン)なんぞ何者ともせず。前進あるのみ。

 

 2022年がスタートしました。良い年になることを祈るばかりです。

 

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