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水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

NRWの軍演習場跡地 その2

先に書いた記事は、機関誌のNo.3号(2016)特集記事ですが、ドイツにおける軍の演習場の自然資源については、すでにかなり以前から動植物の重要な生息空間として、また歴史的な文化景観(Kulturlandschaft=culture landscape)としてその取扱いについて自然保護的意義、自然資源ー景観保全の在り方として注目されてきています(専門誌;例えばNatur und Landschaft;=連邦環境保護研究所発行;ボン)。

これに関連して、この号の最初のページに小さな報告記事が掲載されています。それは、NRW州の新しい開発計画(旧計画は1995年策定)が州政府で策定を終わり州議会に掛けられるというニュースです。諸開発計画の用地確保の数値を1日平均、9.3haから5haに減らそうという施策で進めるというもので、この計画は州の空間秩序(Raumordnung)に関するすべての規則を法的に秩序化、拘束するものです。

これらを関連付けて考えると州全体の総合計画に基づいて地域計画的、広域的計画、市町村計画のすべてが体系的に整備されていることが理解できます。この「軍演習場跡地利用」も、州の西ミュンスター地域に3か所の生物生態的拠点を生み出そうとする計画で「自然遺産・文化遺産」として確保することが考えられています。私はその実現性はかなり高いと考えます。