水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

造園学研究室50周年記念誌 発行!

 日本大学生物資源科学部生命農学科 緑地環境科学研究室(当初;造園学研究室)が創設50年を迎えたのは昨年、本来東京オリンピックが開催される予定だった2020年(令和2年)でした。1970年に創設された研究室は、それぞれの時代の流れの中で偉大な先生方の薫陶を受けて大きく成長し、昨年遂に半世紀の歴史を作るところにきました。

 

 ところが、世界を震撼させています流行性急性肺炎(コロナヴィールス;COVID19)の世界的大流行によって一挙にすべてその濁流にのみ込まれ計画は白紙に戻ってしまいました。

 研究室創設50周年記念誌の発行、記念祝賀会の実施、記念品の授受等すべて中止、延期、停止を余儀なくされました。しかし、そんな中で記念誌や記念品の準備は粛々として進められ、研究室発展に寄与された諸先生方、卒業生の皆さんに記念誌への執筆・投稿を依頼(2019年秋~2020年春)し、着実に原稿をいただいてまいりました(2020年秋)。本来ならば2020年秋には研究室創設50周年記念祝賀会を開催し、記念誌を記念品と合わせ参加者に配布する予定でした(これらの経緯は私のブログ;2019.12.21と2020.8.29参照)。

 コロナの勢いは止まるどころか勢力が形を変えながら更に大きな猛威を振るう状況に至っています。対策のワクチン接種も後手後手、遅々として進まず今日に至っています。

しかしながら「50周年記念誌」は研究室体制が弱体化した中でも、同窓会組織「湘桜みどり会」の支援を受けながら着実に2020年度内発行をすべく努力され、ついに2020年度最終日3月31日に発行されました。

 原稿を執筆していただいた先生方、卒業生の方には記念誌を直接送付しご挨拶申し上げました。多くの卒業生の皆さんには、みどり会で検討していただいた結果、容量が大きく重すぎる懸念もありましたがご努力により「みどり会のホームページ」に研究室の令和2年度会報と合わせ取り込み、公表できることになりました。

記念誌は、総ページ数141ページ、A4版ミューズコットン紙の表紙に桜5輪(1輪10年)のイラストが入った素晴らしい冊子となっています。

冊子ご希望の方は、後日祝賀会のご案内が研究室HPを通じて参ると思いますが、開催が予定されています祝賀会(期日・場所等検討中)の会場でお求め頂ければ幸いです。