水と緑と自然、それは「にわ」

都市や農村における緑地の在り方、自然環境の資源とその保全、「にわ」の設計と維持・管理

海外雑誌での研究 19-1

 時のたつのは本当に早いですね。毎年季刊雑誌のドイツ・「NRW州の自然;Natur in NRW」2023.1号(春)がやってきました。本号 19-1では、その目次(表題、著者)を紹介します。19-2ではその概要について紹介します。 

 

1)Zwei Jahre LIFE-Projekt Wiesenvoegel NRW  ;  Projektbausteine und erste Umsetzungen    著者:Ina Bruening他1名、連絡先:ina.bruening@lanuv.nrw.de

ノルトランウエストワーレン州における湿地鳥類 ;Lifeプロジェクト2年、プロジェクトの基盤と最初の変化

 NRW州の鳥類保護地区8か所における2年間の活動状況、生息地改善策などを報告しています。

2)Eine neue Muendung fuer die Emscher ; Ein wesentlicher Baustein zur Entwicklung der Emscher   著者:Mechthild Semrau他2名、連絡先:  semrau.mechthild@eglv.de

 エムシャー川の新たな合流域創出 ;エムシャー川発展に関する重要な要素

 エムシャー川のライン合流域における河口地区改善プランについての報告です。

3)Mikroplastik in gestauten Gewaessern in Nordrhein-Westfahlen ;  Ergebnisse aus dem Projekt MikroPlaTaS 

著者:Katrin Wendt-Potthoff他2名、連絡先:katrin.wendt-pottfoff@ufz.de

 NRW州における河川堰止め地のマイクロプラスティック ;マイクロプラスティックプロジェクトの結果 

 海に流れ込む人工物を河川の堰、ダムにより堆積、沈下させるマイクロプラスティックプロジェクトについての報告です。

 

4)Botanischer Gaerten als Arche Noah  ; Ex-situ-Artenschutz am Beispiel des Zarten   Gauchheils   著者:  Jennifer Michel  連絡先:  jennifer.michel@uliege.de

 Arche Noahとしての植物園 ; Zarten Gauchheils (Lysimachia tenella) を事例        としたEx-situでの種保護(In-situ;自然生育地、Ex-situ;栽培保護地・植物園)

 ドイツ(NRW州においても)での稀少種となっているZarten Gauchheils (Lysimachia  tenella)の自然生育       地、また植物園でも栽培されている本種の現地植え戻し指針についての報告

 ★Lysimachia はさくらそう科の植物、代表種はヌマトラノオ、オカトラノオ、ノジトラノオ、サワトラノオ、ハマボッス、コナスビ等が属しています。種保護に対して植物園が担う役割として遺伝子操作に因る種保護があるか、の記事です。

5)Flora im oestlichen Sauerland   Sauerland ; Was hat sich im 15 Jahrenan der Flora im Untersuchungsgebiet 

 著者: Richard Goette    連絡先:   richard-goette@t-online.de

 ザウアーランド東部の植物種 ;調査地区における15年間でどのように変化したか

 1999年以前と以後においてサールランド地方の植生調査(15年)から見た自生種・侵入種の変化についてのべています。